第1回ことばカフェ 開催レポート 続き
第1回ことばカフェ 開催レポートの続きです。
ことばカフェのレポートの最初に、この時間のトピック発言をご紹介いたしましょう。
吃音学の専門家を自認する私としては、実に考えさせられる言葉でした。
参加した詩人の言葉!
吃音者は、心がとても重たいのですね。深める心の持ち主だと感じました。
吃音を持つあなた は 自分の人生に重く取り組んでいるんだなあ。
吃音をなおして 軽く あけっらかんと生きる必要があるのだろうか。
参加した吃音者の言葉!
長く吃音とともに生きてきたので、もしなおったら、アイデンテイテイの危機
に陥るのではないか、それが不安
つまり、吃音があってもなくても 変らぬ自己 というものを 治療過程の中
で作ってゆかなくてはいけないのでは、 と早坂は思いました。
さらに、金沢大学の小林宏明准教授は、自分の経験をこう語ってくれました。
僕は、25歳の頃、そうか どもっても 他にいいとこあるからいいや と
思えるようになった。それから、吃音をそんなに気にしなくなりました。
でも 僕は 自分が吃音者であると思っています。そう思っても それは
否定的な意味合いはない。
そんなことを語りながら、唇をちょっと震わす 懐かしい仕草をしていました。
それは、筑波大学の研究室の皆に愛された ボビーの変らぬ癖でした。
(続く)
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